リュウと春麗の神隠し その7

ナガスネヒコはここにもいた! しかも究極のイケメンときた!!


 

順に読まれることをお勧めします。その1 その2 その3 その4 その5 その6 

 

今回のアップは2017年10月4日(中秋の名月)です。

 

 

その6よりつづき)さて、神武軍は憎きラスボスであるナガスネヒコの本拠地である孔舎衛坂(くさかえさか)を目指します。ナガスネヒコはどう立ち向かうのか!?

 

 

その前に、ナガスネヒコについてもう少し知っておく必要があると思います。神話の登場人物だけにちょっと感情移入しにくいですよね? 縄文人っていわれてもピンときませんしね(笑)これを現代風に解説させていただきましょう。

 

 

みなさんは、この人物をご存知ですよね。

「もののけ姫」 アシタカ
「もののけ姫」 アシタカ

 

そうです、『もののけ姫』のアシタカです。彼の本名は「アシタカヒコ」です。調べてみると下のような情報がありました。

 

 

アシタカについての設定(青字:ピクシブ百科事典より)は以下の通りです。

 

 アシタカ

本作の主人公。17歳。ヒイ様からは「アシタカヒコ」と呼ばれている。大和政権との戦いに破れ、北の地の果てに隠れ住む蝦夷(エミシ)一族の数少ない若者。無口だが正義感が強く潔く、王になるための教育を受けた一族の長となるべき少年であり、それにふさわしい気品をもつ。

 

 

(以下黒字は筆者)「大和政権」は古代大和を乗っ取った渡来人(弥生人)が確立した政治権力です。そして蝦夷(エミシ)は大和を追われた縄文人です。ちなみに「もののけ姫」の舞台設定は室町時代です。

 

 

 

村を襲おうとするタタリ神に矢を放ち、命を奪う事と引き換えに死の呪いをかけられる。それがきっかけとなり、村を追われることとなった。元々、弓の名手で高い身体能力の持ち主だったが、呪いを受けてからは右腕の呪いの痣によってアシタカ自身の殺意や憎悪に反応して彼の命を蝕むのと引き換えに超人的な膂力を得るようになる。

 

 

命を奪う事と引き換えに死の呪いをかけられられてしまうということに、命を奪わなかった縄文人が宿業を負うことになってしまった。それがアシタカの「呪い」として表現されているのでしょう。アシタカにも殺意の波動が科せられていることがわかります。

 

 

 

狩りで鍛え上げた、弓の扱いと高い身体能力を持つ。また、タタラ場の女性たちから興味を持たれたり、トキからは「いい男」と評されるなど端整な顔立ちをしている。宮崎監督は究極のイケメンとして作画に臨んだらしく、制作当時に「オレはいま一世一代の美形を描いてるんだ!!」という言葉を残していたそうである。一方で、松田洋治による声の収録して合わせてみる段階になると、「こんなに根暗だったんだなぁ」「いいのかな、こんなに根暗な主人公で」と苦笑混じりな感想を零している。

 

 

狩りで鍛え上げた、弓の扱いと高い身体能力を持っているという点はまさにナガスネヒコの特徴そのものです。宮崎監督は元祖・悲劇のヒーロー・ナガスネヒコをイケメン化してアシタカというキャラとしてよみがえらせたのでしょう。そして根暗な主人公は引力が働くのです。

 

 

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0002RN9BI/ref=ox_sc_act_image_2?ie=UTF8&psc=1&smid=AN1VRQENFRJN5
もののけ姫 イメージアルバム Soundtrack

 

以上でナガスネヒコがアシタカのモデルであったことがこれでご理解いただけたかと思います。そしてアシタカはリュウさんと共通項を多く持った主人公であると気づかれたと思います。

 

 

共通項をあげてみると・・・。

 

蝦夷一族=縄文人=原日本人=日本の魂を一手に担うキャラ=リュウさん

 

●呪われている=殺意の波動

 

●身体能力が高い=格闘家

 

●無口でイケメンだが根暗=まんまリュウさん!(笑)

 

30年かけて進化したⅤのリュウさんはこんなにも超イケメンに!・:*:・(*´∀`*)カッコエエ~・:*:・
30年かけて進化したⅤのリュウさんはこんなにも超イケメンに!・:*:・(*´∀`*)カッコエエ~・:*:・

 

 

ここで特に注目すべき点が「呪われている」「殺意の波動」というキーワードです。いずれの力も人間離れした能力を発揮するが、当人らはその能力を忌まわしいと感じていて克服したいと思っています。

 

 

宮崎駿監督いわく、「アシタカの旅には、観客が共感できる動機が必要だった。即ち「理不尽にも傷付けられ、呪われたと自覚した少年が、その呪いを癒す鍵を探して旅をする」ことである。

 

 

更には、アシタカは自発的にではなく、村を追い出されてやむなく旅に出る。それは受難のヒーローというより、ヒーローであることを裏切り続けるアンチヒーローである。(中略)通常の主役であることを徹底的に裏返しにしていく『「もののけ姫」はこうして生まれた。』45-46頁より。

 

「もののけ姫」 アシタカ
「もののけ姫」 アシタカ

 

リュウさんもアシタカも主人公でありながら、負の能力に苦悩し答えを求めて旅をする悲劇のヒーローです。帰る場所もなく、温かく迎えてくれる家族もいない。持っているのは卓越した身体能力だけであって、物質的なものは何も持たされていない。彼らには時代設定とは別に、物質文明と隔絶されたパーソナリティを背負わされているのです。

ストリートファイターⅤ リュウさんとダルシム師
ストリートファイターⅤ リュウさんとダルシム師

 

物質文明と隔絶されたキャラである彼らに共通するのが、崇高な目的意識を持っていること。つまり、個人的な問題を抱えながらも、非個人的な真理を追究しているという点にあるのです。

 

 

彼らは自己の問題解決の糸口を、世界に旅立つことで答えを見出そうと模索します。そこにエゴの介入する余地はなく妥協を許さない克己心がある。礼儀正しく謙虚な性格で自分の能力を他人にひけらかすことはないという人柄が彼らの生き様を表しています。

 

 

いずれの作品も物質文明と人間のエゴが彼らを取り巻いていきます。そして物語が生まれていくのです。

 

 

彼らのモデルであるナガスネヒコも同様に、神武という天津神が平和で豊かな古代大和の地を奪おうとやってきたことで物語がはじまったのです。

 

 

1万7000年*も続いてきた縄文の精神文明が作り上げた高度循環型社会に突如現れた天津神の襲来によって、文明は大きく変わることとなったわけです。その文明の分岐点が「神武東征」なのです。(*最新のデータによる)

 

 

その分岐点を現代で見定める試みを、拙HPにて実践させていただいております。そのために必要なことは、悲劇のヒーローたちが教えてくれています。

 

 

ストリートファイターⅤリュウさんは日本人最強のイケメンなのだ。
ストリートファイターⅤリュウさんは日本人最強のイケメンなのだ。

 

 

以上でナガスネヒコの人物像が明確になってきたと思われますがいかがでしょうか。

 

 

ただ、呪われていて無口でイケメンだが根暗なアンチヒーローも、最後はお姫さまに出逢えて「よかったね!」と思わせてくれるのが何よりの救いとなっています。

 

 

サンはもののけの姫。もののけ=荒ぶる神=国津神=縄文ですから、サンは縄文の姫なのです。アシタカは蝦夷一族の王子だったのですから、このふたりはお似合いのカップルなのです。

 

 

アシタカは17歳にしてサンに「会いに行くよ、ヤックルに乗って」とプロポーズします。サンも「アシタカは好きだ」と言います。宮崎監督はこの物語の結論を出さないまま幕を下ろしたと同時に、このふたりの人生の新たなるスタートを描かれたのです。(いいなぁ)

 

https://gifmagazine.net/post_images/18600
アシタカとサン

 

一方、ゼネストのリュウさんはやっと春麗さんと握手して殺意の波動を克服してベガ様を倒し、春麗さんをシャドルー基地から無事に守り抜いて脱出した場面でストーリーは終わっていますが、ちゃんと答えは描かれているのですよ。そのことについては改めて記させていただきます。

 

 

とにもかくにも、呪われた悲劇のヒーローは、魔物を倒しお姫様を救出してキスすると呪いが解けるというのが古から定番と決まっているのです。

 

 

これこそ陰と陽の統合を表現しているわけです。男が出会うべきは女。男は自分一人では解決できない問題に対する答えを求めて旅に出たのではありますが、その実はもう一人の自分である女を探す旅に出ていたということが言えます。そして陰と陽の統合を果たすのです。 

 

リュウさんは縄文の女神さまと出会うことができて殺意の波動が鎮まったのです。
リュウさんは縄文の女神さまと出会うことができて殺意の波動が鎮まったのです。

ついにリュウさんの正体が明かされる時がきた!


 

さて、筆者はようやく25年前にストⅡの説明書から稲妻が脳天を直撃したかのごとく衝撃を受け取った理由を開示させていただくことが許されたようです。ついにリュウさんの正体をアラハバキます!!

 

 

リュウさんは偉大な主人公であるにもかかわらず、いまだ出自が謎であるという点にヒントがあります。これまで語られなかった日本人の陰の部分を、リュウさんは背負っていたのです。では解説してまいりますね。

 

ストリートファイターⅡ説明書より
ストリートファイターⅡ説明書より

 

 

ではそれぞれのキーワードを解説させていただきます。なお暗号は隠されたキーワードですので、プロフィールどおり好きか嫌いかは問題ではありません。

 

日本代表 ⇒ 日本の魂を一手に担うキャラ ⇒ 原日本人 ⇒ 縄文人

 

名前 ⇒ リュウ ⇒ 龍 ⇒ 龍蛇族 ⇒ 出雲系 ⇒ 縄文人

 

★青字の解説については暗号解読レベル3 レベル4をご参照ください。

 

 

 

武道一般 ⇒ 武士道 ⇒ 武士(もののふ)⇒物部(もののふ)⇒ 物部(もののべ)⇒ニギハヤヒ


★物部氏の祖神は饒速日命(にぎはやひのみこと)。物部氏が大和朝廷に軍事として仕えたことから、物部をもののふと読み、やがて戦う者を武士(もののふ)と読むようになったのです。

 

 

水ようかん ⇒  ⇒ 水の神様 ⇒ 瀬織津姫さま ⇒ 縄文の女神

 

水という漢字が暗号です。詳細は暗号解読Ⅱその2を。縄文の女神についてはそのをご参照ください。

 

 

 

クモ ⇒ 蜘蛛 ⇒ 土蜘蛛 ⇒ まつろわぬ民 ⇒ 縄文人

 

★長髄彦は、長い足を持つ男性という意味が含まれています。縄文人は手足が長かったそうです。それゆえ大和朝廷に従わなかった土豪たち(まつろわぬ民)は土蜘蛛とか大蜘蛛と呼ばれました。

 

 

 

苗字 ⇒ 不明 ⇒ 戸籍がない ⇒ まつろわぬ民 ⇒ 縄文人

 

さすらいの旅 ⇒ サンカ ⇒まつろわぬ民 ⇒ 縄文人

 

★「さすらいの旅をしている苗字が不明の者」については、詳細が書かれた情報を下に貼らせていただきました。

 

 

上の映画にも縄文キーワードが刻印されています。

 

瀬降り(せぶり)=瀬織津姫 背景にが写っています。太陽=太陽神=ニギハヤヒ=真のスメラミコト

 

ストリートファイターⅤ リュウさん
ストリートファイターⅤ リュウさん

 

アレンジコスチュームのリュウさんはワイルドバージョン(縄文人仕様)となっておりまして、背景も大自然にそびえる磐座(いわくら)のようです。縄文文明は磐座信仰でもありました。例のごとく彼には物質的・文明的なものは何一つ修飾されていません。

 

 

戦う縄文人ときたら、ナガスネヒコ。そしてその末裔はサンカと呼ばれたさすらう統治されざる民。この血を引く者こそ真の日本人であり、縄文DNAを色濃く受け継いだ真のスメラミコトの子孫なのであります。リュウさんはまさに、真の日本人の象徴的キャラといえるのです。

 

 

リュウさんはⅠでは赤い髪をして靴を履いていました。そして「最強の格闘家」となるべく世界に旅立ちました。

 

 

Ⅱのリュウさんは「真の格闘家」を目指して世界をさすらいます。優勝しても表彰台に上がることなく去ってしまいます。そして山籠もりして滝行にいそしんでいるのです。この設定はかたくなに守られ続け、道着にはだしで世界中をさすらう姿が固定されてしまいました。これを読み解いていくと、リュウさんは真の日本人であり続けなければならないキャラだったとわかります。

 

ストリートファイターⅡ リュウさん
ストリートファイターⅡ リュウさん

ケンは日本人であったのにもかかわらず、最初から髪を金髪に染めたアメリカ代表のキャラとなっています。アメリカ人の名字を与えられ大富豪の家柄の人物として、リュウさんと対照の際立つキャラへと変化していきました。

 

 

ケンは結婚して子供ができて、夫、父親になり、弟子をとって師匠になっていきます。社会的にはマスターズ財団の社長でもあります。けれどもリュウさんに付与された属性は「殺意の波動」を発動した姿だけです

 

 

リュウさんは他のキャラと異質な設定を担わされている特別なキャラだからこそ、主人公であり続けられたのでしょう。そして日本人代表の彼は、世界と対峙してゆくのです。ベガという闇の支配者に。

 

 

 

さあ、このページでは「もののけ姫」のアシタカはナガスネヒコがモデルだったことが判明し、リュウさんの出自を解読してまいりました。では前ページ(その6)の「神武東征」のナガスネヒコはどう神武を迎え撃つのかを次ページで記してまいります。